検診の恥ずかしさを軽減 「女性検査用パンツ」開発

2016/06/27

安心して検査を受けるために


日本シーエイチシー株式会社は、福島県立医科大学と産学連携し「女性検査用パンツ」を発表した。

これは、日本人の「地恥じらい」の心を焦点に、検診への不安感や抵抗感を少しでも和らげようと開発されたものである。

この「女性検査用パンツ」を利用すれば、検査時の露出部を減らし、着用したまま内診台に座ることができる。

検査による発見が重要な婦人病


女性特有の病気は、婦人科検診で検査しなければなかなか発見されないような、自覚症状のあまりないものが多々ある。

しかし、検査時の内診台への抵抗感や、検査自体が面倒だという気持ちから、なかなか自分から検査を受ける女性が少ない。

女性のカラダとココロの健康情報サイト『ルナルナ』による調査では、20代前半の女性のうち、子宮頸がん検診を受けたことがないと答えたのは67.9%、20代後半でも36.2%という結果。

世界的に見ても、日本は子宮頸がん検診の受診率が低いという結果が出ている。

また、受診しない理由として、「なんとなく面倒で」「婦人科に行くことに抵抗がある」がそれぞれ約3割を占めた。

考案者は獨協医科大学病院 渡邉久美子准教授


渡邉久美子准教授が「女性検査用パンツ」を開発したきっかけは、自身の学生実習時に内診台での診察を目撃したことであった。渡邉准教授は次のように話す。
ふとしたきっかけで、婦人科検診を受けた際に忘れていた学生の頃の記憶を思い出さざるを得ない出来事があったのです。
いまだに足をおおうものや、露出部を狭くできる検査用のものがなく医療者側にはあらわに露出。“大腸検診は注腸パンツが出来、当たり前になっているのに婦人科だけ変わっていない。”この出来事がきっかけで「女性検査用パンツ」の開発に至りました。(プレスリリースより引用)

子宮がんや乳がんなどの病気も、検査を受けて早期に発見すれば、手術も数日で済み、身体への負担も少なくなる。

日本シーエイチシーはこの「女性検査用パンツ」の活用が、女性が安心して検査に臨める環境作りの一環となることを期待している。

▼外部リンク

日本シーエイチシー 女性用検査パンツ
http://www.j-chc.jp/service/disposable.html